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マンション・ビル受変電設備の維持・更新工事
マンション・ビル受変電設備の
維持・更新工事
当社では、マンションの電気設備の交換工事を行っています。
古くなった設備をそのまま使用していると事故や火災の原因となり大変危険であるだけでなく、急に壊れてしまった場合には、居住者に多大な迷惑をかける上、計画外の大きな出費となってしまいます。
そのような事態を避けるため、当社が経年劣化を確認し交換のご提案をいたします。
当社は設備機器メーカー等の定める推奨期間に沿って修繕を計画し、予防保全ができるよう率先して提案を行います。
マンション居住者の方々が安心して電気を使い続けることができるよう、管理組合さま、物件オーナー様にご支持いただけるサービスであると自負しております。
マンション・ビル受変電設備の概要
- ①区分開閉器
(UGS・PASなど) - 電気の引込口に設置されている開閉器で、万が一需要家側で事故が発生した場合でも最後の砦となって波及事故(地域停電)を防いでくれる保護装置です。
機器の中には開閉器と制御機器が内蔵されています。
※設置されていない場合は新たに設置することをお勧めします。 -
※写真はUGS
※内蔵写真
- 更新推奨年:20年※内蔵制御機器は10年での更新をご推奨
- ②高圧引込ケーブル
(CV・CVTなど) - 引込口からキュービクルまでを繋ぐ高圧ケーブルです。経年劣化によりショート(短絡)や漏電が発生した場合はマンション全体の停電が発生します。
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※写真はCVT
- 更新推奨年:15年
- ③共用キュービクル
- 高圧で受電し低圧で配電する機器の集合体です。
遮断器や開閉器、変圧器などが内蔵されています。
外箱(ケース)の寿命は設置環境に大きく左右され、状況によっては内蔵機器含め丸ごと交換することもあります。 - 更新推奨年:25年〜※使用環境により大きく左右されます
- ④高圧交流負荷開閉器
(LBSなど) - 300kVA以下のキュービクルなどの主遮断装置(メインスイッチ)として用いられます。
過電流事故や漏電事故の際に作動します。
経年劣化により不要動作による停電や、正常動作しないことによる波及事故(地域停電)が発生することがあります。 - 更新推奨年:15年※高圧ヒューズも15年で交換をご推奨
- ⑤高圧真空遮断器(VCB)
- 300kVA超のキュービクルなどの主遮断装置(メインスイッチ)として用いられます。
過電流事故や漏電事故の際に作動します。
経年劣化により不要動作による停電や、正常動作しないことによる波及事故(地域停電)が発生することがあります。 - 更新推奨年:20年
- ⑥変圧器
- 高圧を低圧に変圧する機器です。
機器の中に充填されている絶縁油等のメンテナンスを定期的にすることで長期間使用できます。 - 更新推奨年:25年〜※使用環境により大きく左右されます
※内部の絶縁油は定期的な交換をご推奨
- ⑦高圧カットアウト
(PCS) - 変圧器の保護に使用される開閉器です。
本体自体は磁器製であるため比較的丈夫ですが内臓されているヒューズは定期的な交換が必要です。
ヒューズが溶断した場合は、マンションの広範囲で停電が発生します。 - 更新推奨年:25年※内蔵ヒューズは6年毎の交換をご推奨
- ⑧コンデンサ・
リアクトル - 電気設備の力率を改善し、無効電力(ロス)を減らす機器です。
経年劣化により機能不全だけでなく内部でショート(短絡)や漏電が発生し、マンションが全停電になる可能性があります。 - 更新推奨年:15年※使用環境により大きく左右されます
※内部の絶縁油は定期的な交換をご推奨
- ⑨保護継電器
(OCR・DGR・GRなど) - 常時電流値・漏電値に異常が無いか監視し、異常時は各遮断器へ信号を送り動作させる機器です。
経年劣化により不要動作による停電や正常動作しないことによる波及事故(地域停電)が発生することがあります。 - 更新推奨年:20年
- ⑩計器用変成器
(VT・CTなど) - 保護継電器と合わせて使用され、常時高圧の電流や電圧などを測定している機器です。
経年劣化により絶縁不良の発生や正しい測定ができなくなり、停電が発生する可能性があります。 - 更新推奨年:25年
- ⑪配電用遮断器
(MCCB) - 各専有部および共用部に配電し、異常時に遮断する機器です。
経年劣化により不要動作による停電や正常動作しないことにより停電範囲が拡大する恐れがあります。 - 更新推奨年:15年〜
- ⑫非常用発電機
- 停電時に自動的にエンジンを稼働させて、発電を行う設備です。
災害などによる停電時に、消防設備等に電気を供給します。
経年劣化により、正常に動作しない場合があります。
負荷試験含む定期的なメンテナンスをすることで長期にわたり性能を維持することができます。 - 更新推奨年:25年〜※使用環境により大きく左右されます
各機器の更新推奨年については、以下を参照しております。
- 日本電気工業会更新推奨時期「汎用高圧機器の更新推奨時期に関する調査」
- 電気学会寿命「工場電気設備の寿命とメンテナンスに関するアンケート調査報告」
- 官庁仕様予定年数「官庁建物修繕措置判定手法」
- 日本配電盤工業更新状況報告「配電盤仕様状況実態調査報告書」
- 各メーカー推奨